【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2025-000086

Phoenix Contact CHARX SEC-3xxxにおけるコードインジェクションの脆弱性

概要

Phoenix Contactが提供するCHARX SEC-3xxxには、次の脆弱性が存在します。
  • コードインジェクション(CWE-94)- CVE-2025-41699
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:パナソニックホールディングス株式会社 加藤遼 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v4 による深刻度
基本値: 8.7 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): なし
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 低
  • 利用者の関与 (UI): なし
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): 高
  • 完全性の影響 (VI): 高
  • 可用性への影響 (VA): 高
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): なし
  • 完全性への影響 (SI): なし
  • 可用性への影響 (SA): なし
影響を受けるシステム


PHOENIX CONTACT
  • charx sec-3000 ファームウェア 1.7.4より前のバージョン
  • charx sec-3050 ファームウェア 1.7.4より前のバージョン
  • charx sec-3100 ファームウェア 1.7.4より前のバージョン
  • charx sec-3150 ファームウェア 1.7.4より前のバージョン

想定される影響

Web管理画面へアクセス可能なユーザにシステム構成を変更されることにより、root権限でのコマンドインジェクションおよび不正なコード生成が引き起こされ、結果としてシステムの機密性、完全性、可用性が侵害される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

PHOENIX CONTACT
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コード・インジェクション(CWE-94) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-41699
参考情報

  1. JVN : JVN#42282226
更新履歴

  • [2025年10月15日]
     掲載