【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2025-000067

複数のiND製品における複数の脆弱性

概要

株式会社iNDが提供する複数の製品には、次の複数の脆弱性が存在します。
  • 重要な情報のセキュアでない格納(CWE-922)- CVE-2025-53507
  • OSコマンドインジェクション(CWE-78)- CVE-2025-53508

HL330-DLS、HL320-DLS
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:三井物産セキュアディレクション株式会社 塚本 泰三 氏
LM-100、LM-200、L2X Assist、L2X Assist-RS-A、L2X Assist-RS-E、F2L Assist-SS-A、F2L Assist-SS-E
この脆弱性情報は、下記の方がJPCERT/CCに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:株式会社ゼロゼロワン 早川 宙也 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.2 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v4 による深刻度
基本値: 8.6 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): なし
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 高
  • 利用者の関与 (UI): なし
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): 高
  • 完全性の影響 (VI): 高
  • 可用性への影響 (VA): 高
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): なし
  • 完全性への影響 (SI): なし
  • 可用性への影響 (SA): なし
※上記は、CVE-2025-53508の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v4 による深刻度
基本値: 7.1 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): なし
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 不要
  • 利用者の関与 (UI): 受動
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): 高
  • 完全性の影響 (VI): なし
  • 可用性への影響 (VA): なし
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): なし
  • 完全性への影響 (SI): なし
  • 可用性への影響 (SA): なし
※上記は、CVE-2025-53507の評価になります。
影響を受けるシステム


株式会社iND
  • F2L Assist-SS-A ファームウェアバージョン 1.03およびそれ以前
  • F2L Assist-SS-E ファームウェアバージョン 1.01およびそれ以前
  • HL320-DLS (通信モジュールMC7700用)ファームウェアバージョン 1.03およびそれ以前
  • HL320-DLS (通信モジュールMC7330用)ファームウェアバージョン 2.02tおよびそれ以前
  • HL330-DLS (通信モジュールMC7700用)ファームウェアバージョン 1.03およびそれ以前
  • HL330-DLS (通信モジュールMC7330用)ファームウェアバージョン 2.02tおよびそれ以前
  • L2X Assist ファームウェアバージョン 2.01およびそれ以前
  • L2X Assist-RS-A ファームウェアバージョン 1.11およびそれ以前
  • L2X Assist-RS-E ファームウェアバージョン 1.12およびそれ以前
  • LM-100 ファームウェアバージョン 1.02およびそれ以前
  • LM-200 (通信モジュールAMP570用)ファームウェアバージョン 1.02およびそれ以前
  • LM-200 (通信モジュールEC25-J用)ファームウェアバージョン 1.05eおよびそれ以前

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
  • 管理者パスワードなどの設定情報が漏えいする(CVE-2025-53507)
  • 任意のOSコマンドを実行され、機微な情報を取得される(CVE-2025-53508)
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。
開発者によると、HL330-DLSはサポートが終了していますが、HL320-DLSと同じファームウェアのため、HL320-DLSのファームウェアでアップデート可能とのことです。
ベンダ情報

株式会社iND
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. OSコマンドインジェクション(CWE-78) [IPA評価]
  2. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-53507
  2. CVE-2025-53508
参考情報

  1. JVN : JVN#50585992
更新履歴

  • [2025年08月29日]
      掲載