【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2019-012236

Ghostscript におけるアクセス制限回避の脆弱性

概要

Artifex Software, Inc. が提供する Ghostscript には、アクセス制限回避 (CWE-284) の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社サイバーディフェンス研究所 松隈大樹 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Artifex Software
  • Ghostscript 9.27 およびそれ以前

本脆弱性に影響を受ける Ghostscript のパッケージに関する情報は、【ベンダ情報】一覧を参照してください。
想定される影響

遠隔の第三者によって細工されたファイルを Ghostscript が処理することで、Ghostscript の権限で任意のコマンドを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
開発者によると、本脆弱性は Ghostscript 9.50 で修正されているとのことです。
ベンダ情報

Artifex Software Canonical Debian openSUSE project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2019-14869
参考情報

  1. JVN : JVN#52486659
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2019-14869
  3. 関連文書 : CVE-2019-14869 ghostscript: -dSAFER escape in .charkeys
更新履歴

  • [2019年11月27日]
      掲載
  • [2020年02月05日]
      タイトル:内容を更新
      概要:内容を更新
      CVSS による深刻度:内容を更新
      影響を受けるシステム:内容を更新
      想定される影響:内容を更新
      対策:内容を更新
      ベンダ情報:内容を更新
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新
      参考情報:JVN (JVN#52486659) を追加
  • [2020年02月13日]
      影響を受けるシステム:内容を更新
      ベンダ情報:内容を更新