【活用ガイド】

JVNDB-2026-019824

Vimにおけるコードインジェクションの脆弱性

概要

Vimはオープンソースのコマンドラインテキストエディタです。バージョン9.2.0597より前のVimでは、Pythonのオムニ補完が現在のバッファから再構築された関数およびクラス定義をexec()で実行し、補完辞書を構築する過程で動作していました。Pythonは関数のデフォルト値、パラメータアノテーション、クラスの基底式を定義時に評価するため、悪意のあるバッファはオムニ補完中に攻撃者が制御するPython式を実行させる可能性がありました。既存のg:pythoncomplete_allow_import緩和策(GHSA-52mc-rq6p-rc7c)はこの経路をカバーしていません。なぜなら、攻撃者が制御するコードはimport/from文の収集によるものではないからです。この問題はバージョン9.2.0597で修正されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Vim
  • Vim 9.2.0597 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
・当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
・当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
対策

ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GitHub
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コード・インジェクション(CWE-94) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-52860
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-52860
  2. 関連文書 : Release v9.2.0597  vim/vim  GitHub
  3. 関連文書 : patch 9.2.0597: [security]: possible code execution with python complete  vim/vim@c8c6367  GitHub
更新履歴

  • [2026年06月16日]
      掲載