【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2022-001097

トレンドマイクロ製 Deep Security および Cloud One Workload Security の Linux 版 Agent における複数の脆弱性

概要

トレンドマイクロ株式会社が提供する Deep Security および Cloud One Workload Security の Linux 版 Agent には、次の複数の脆弱性が存在します。

 * ディレクトリトラバーサル (CWE-22) - CVE-2022-23119
 * コードインジェクション (CWE-94) - CVE-2022-23120

2022年1月24日現在、本脆弱性の実証コードの公開を確認しています。

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.0 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2022-23119 の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値:7.0 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2022-23120 の評価になります。
影響を受けるシステム


トレンドマイクロ
  • Cloud One Workload Security
  • Deep Security Agent Linux 版 バージョン 10.0、11.0、12.0、20.0

開発者によると、Deep Security Agent Windows 版は本脆弱性の影響を受けないとのことです。
想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。詳細についてはトレンドマイクロ株式会社が提供するアドバイザリを参照してください。

 * 当該製品にログイン可能な第三者によって任意のファイルを窃取される - CVE-2022-23119
 * 当該製品にログイン可能な第三者によって権限昇格され、root 権限で任意のコードを実行される - CVE-2022-23120
対策

[パッチを適用する]
トレンドマイクロ株式会社が提供する情報をもとにパッチを適用してください。

ベンダ情報

トレンドマイクロ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. パス・トラバーサル(CWE-22) [その他]
  2. コード・インジェクション(CWE-94) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2022-23119
  2. CVE-2022-23120
参考情報

  1. JVN : JVNVU#95024141
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2022-23119
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2022-23120
更新履歴

  • [2022年01月25日]
      掲載