【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2022-000068

シンクグラフィカ製メールフォームプロ CGI における情報漏えいの脆弱性

概要

シンクグラフィカが提供するメールフォームプロ CGI には、情報漏えい (CWE-200) の脆弱性が存在します。

当該製品では、入力内容を thanks モジュールから参照できるよう一定時間保持しており、本脆弱性を悪用するにはこの時間内でのアクセスが必要です。この保持時間は、configs/thanks.cgi ファイルの初期設定では 30秒となっています。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 東内 裕二 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 3.1 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


シンクグラフィカ
  • メールフォームプロCGI 4.3.1 およびそれ以前のバージョン

想定される影響

当該製品のユーザが第三者によって細工された URL にアクセスすることにより、ユーザの機微な情報が漏えいする可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

[ワークアラウンドを実施する]
次のワークアラウンドを実施することで、本脆弱性の影響を回避することが可能です。
  • thanks モジュールを無効にする
ベンダ情報

シンクグラフィカ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2022-38400
参考情報

  1. JVN : JVN#34205166
更新履歴

  • [2022年09月05日]
      掲載