【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2015-000089

Symfony におけるコードインジェクションの脆弱性

概要

SensioLabs が提供する Symfony は、オープンソースのウェブアプリケーションフレームワークです。Symfony には、コードインジェクションの脆弱性が存在します。Symfony を使用するアプリケーションにおいて、リバースプロキシ機能 (HttpCache クラス) を使用し ESI サポートを有効にしている場合に、本脆弱性の影響を受けます。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 寺田 健 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Sensio Labs
  • Symfony 2.0.x、2.1.x、2.2.x、2.3.x、2.4.x、2.5.x、2.6.x

想定される影響

Symfony を使用するアプリケーションが動作するサーバ上で、任意の PHP コードを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
本脆弱性は、Symfony 2.3.27、2.5.11、2.6.6 で修正されています。
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

なお Symfony 2.0、2.1、2.2、2.4 はサポートが終了しているため、これらのバージョンに対する修正は提供されていません。
ベンダ情報

Sensio Labs
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コード・インジェクション(CWE-94) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-2308
参考情報

  1. JVN : JVN#19578958
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-2308
  3. IPA 重要なセキュリティ情報 : 「Symfony」におけるコード・インジェクションの脆弱性対策について(JVN#19578958)
更新履歴

  • [2015年06月23日]
      掲載
    [2015年06月25日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2015-2308) を追加