【活用ガイド】

JVNDB-2012-002034

Microsoft Internet Explorer 9 における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer 9 は、メモリ内のオブジェクトを適切に処理しないため、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 9
  • Microsoft Windows 7 (x32) SP1 以前
  • Microsoft Windows 7 (x64) SP1 以前
  • Microsoft Windows Server 2008 (x86) SP2
  • Microsoft Windows Server 2008 (x64) SP2
  • Microsoft Windows Server 2008 r2(x64) SP1 以前
  • Microsoft Windows Vista SP2
  • Microsoft Windows Vista (x64) SP2

想定される影響

第三者により、削除されたオブジェクトにアクセスされることで、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS12-023
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS12-023
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA12-101A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コード・インジェクション(CWE-94) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-0169
参考情報

  1. JVN : JVNTA12-101A
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-0169
  3. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2012-0012
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS12-023,024,025,026,027,028)(2012年04月11日)
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA12-101A
更新履歴

  • [2012年04月12日]
      掲載
    [2012年04月16日]
      ベンダ情報:富士通 (TA12-101A) を追加