【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2011-000098

いわてポータルバーにおいて任意のスクリプトが実行される脆弱性

概要

いわてポータルバーには、任意のスクリプトが実行される脆弱性が存在します。

いわてポータルバーは、Internet Explorer に ツールバーなどを追加する機能拡張です。いわてポータルバーの一部機能である RSS/Atom フィードリーダー機能において、フィード内の情報を HTML ページに出力する際の処理が不適切なため、ユーザのブラウザ上でフィードに埋め込まれた任意のスクリプトが実行される脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社 サイバーディフェンス研究所 福森 大喜 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


株式会社IBC岩手放送
  • いわてポータルバー

想定される影響

いわてポータルバーを使用しているユーザの Internet Explorer 上で、任意のスクリプトを実行される可能性があります。
対策

[いわてポータルバーを使用しない]
開発者が提供する情報をもとに、いわてポータルバーの使用を停止してください。
なお、開発者は本製品の配布を終了しています。
ベンダ情報

株式会社IBC岩手放送
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-3999
参考情報

  1. JVN : JVN#33861625
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-3999
更新履歴

  • [2011年11月08日]
      掲載