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| JVNDB-2016-000212 | 
| Windows 版 公的個人認証サービス 利用者クライアントソフトのインストーラにおける DLL 読み込みに関する脆弱性 | 
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地方公共団体情報システム機構 (J-LIS) が提供する Windows 版 公的個人認証サービス 利用者クライアントソフトのインストーラには、DLL を読み込む際の検索パスに関する処理に不備があり、意図しない DLL を読み込んでしまう脆弱性が存在します。
 この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
 報告者: NTTコミュニケーションズ 東内 裕二 氏
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  CVSS v3 による深刻度基本値: 7.8 (重要) [IPA値]
 
    攻撃元区分: ローカル攻撃条件の複雑さ: 低攻撃に必要な特権レベル: 不要利用者の関与: 要影響の想定範囲: 変更なし機密性への影響(C): 高完全性への影響(I): 高可用性への影響(A): 高 
  CVSS v2 による深刻度基本値: 6.8 (警告) [IPA値]
 
    攻撃元区分: ネットワーク攻撃条件の複雑さ: 中攻撃前の認証要否: 不要機密性への影響(C): 部分的完全性への影響(I): 部分的可用性への影響(A): 部分的 
  
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	2016年10月14日以前に公開されていた、次のバージョンのインストーラが、本脆弱性の影響を受ける可能性があります。
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	地方公共団体情報システム機構
	
		公的個人認証サービス 利用者クライアントソフト Ver3.0.1(Windows7以降対応版)およびそれ以前の Ver3 系公的個人認証サービス 利用者クライアントソフト Ver3.0.1(Vista対応版)およびそれ以前の Ver3 系公的個人認証サービス 利用者クライアントソフト Ver2.6 およびそれ以前 | 
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次の条件を満たす場合に脆弱性が悪用されます。脆弱性が悪用された場合、インストーラを実行しているプロセスの権限で任意のコードを実行される可能性があります。・攻撃者の意図する場所に、細工された DLL ファイルが何らかの方法で配置されている
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[最新のインストーラを使用する]開発者が提供する情報をもとに、最新のインストーラを使用してください。
 
 [公的個人認証サービス 利用者クライアントソフトのインストーラを実行しない]
 本脆弱性の影響を受けるのはインストーラの起動時のみのため、既存のユーザは本脆弱性の影響を受けません。
 また、最新版ではないインストーラは削除してください。
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	地方公共団体情報システム機構
	
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	その他(CWE-Other) [IPA評価] | 
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	CVE-2016-4902 | 
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	JVN : JVN#91002412 National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-4902  | 
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	[2016年11月01日]掲載
 [2016年11月16日]
 対策:内容を更新
 [2016年11月22日]
 影響を受けるシステム:内容を更新
 対策:内容を更新
 [2017年12月25日]
 参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2016-4902) を追加
 
 
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