【活用ガイド】

JVNDB-2010-001146

Panda Security ActiveScan におけるコンポーネントのデジタル署名を検証しない問題

概要

Panda ActiveScan は、ウイルスやスパイウェアなどをオンラインでスキャンする製品です。

Panda ActiveScan のインストーラコンポーネントには、ダウンロードされたソフトウェアコンポーネントのデジタル署名を検証しない問題が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Panda Security
  • Panda ActiveScan 2.0 (as2stubie.dll 1.3.3.0 より前のバージョン)

想定される影響

細工された HTML 文書を読み込んだ場合、ユーザの権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者は対策版として、as2stubie.dll 1.3.3.0 を提供しています。 Panda ActiveScan のウェブサイトにアクセスし、コンポーネントをアップデートすることで最新版に更新されます。

[ワークアラウンドを実施する]
対策版を適用するまでの間、以下の回避策を適用することで、本問題の影響を軽減することができます。

・セキュリティ更新プログラム MS10-008(http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms10-008.mspx) を適用することで、当該 ActiveX コントロールの kill bit が設定されます。
ベンダ情報

Panda Security
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コード・インジェクション(CWE-94) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-3735
参考情報

  1. JVN : JVNVU#869993
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-3735
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#869993
  4. Secunia Advisory : SA38485
  5. SecurityFocus : 38067
  6. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-0354
更新履歴

  • [2010年03月12日]
      掲載