【活用ガイド】

JVNDB-2016-006252

PostgreSQL におけるスーパーユーザ権限を取得される脆弱性

概要

PostgreSQL には、スーパーユーザ権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.1 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Debian
  • Debian GNU/Linux 8.0
PostgreSQL.org
  • PostgreSQL 9.1.23 未満
  • PostgreSQL 9.2.18 未満の 9.2.x
  • PostgreSQL 9.3.14 未満の 9.3.x
  • PostgreSQL 9.4.9 未満の 9.4.x
  • PostgreSQL 9.5.4 未満の 9.5.x

想定される影響

CREATEDB または CREATEROLE ロールを持つリモート認証されたユーザにより、管理者の操作の際に誤って処理される (a) データベースまたは (b) ロール名内の以下の文字を介して、スーパーユーザ権限を取得される可能性があります。

(1) "" (二重引用符)
(2) \ (バックスラッシュ)
(3) キャリッジリターン
(4) 改行文字
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian PostgreSQL.org
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コード・インジェクション(CWE-94) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-5424
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-5424
更新履歴

  • [2016年12月16日]
      掲載