【活用ガイド】

JVNDB-2014-004569

Cisco Adaptive Security Appliance ソフトウェアの SSL VPN の実装における任意の RAMFS キャッシュファイルを上書きされる脆弱性

概要

Cisco Adaptive Security Appliance (ASA) ソフトウェアの SSL VPN の実装は、SharePoint ハンドラの作成中にセッション情報を適切に管理しないため、任意の RAMFS キャッシュファイルを上書きされる、または Lua プログラムを挿入され、その結果、サービス運用妨害 (ポータルの停止またはシステムのリロード) 状態にされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCup54208 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco Adaptive Security Appliance ソフトウェア 9.2(.2.4) およびそれ以前
  • Cisco Adaptive Security Appliance (ASA)

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、巧妙に細工された HTTP リクエストを介して、任意の RAMFS キャッシュファイルを上書きされる、または Lua プログラムを挿入され、その結果、サービス運用妨害 (ポータルの停止またはシステムのリロード) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コード・インジェクション(CWE-94) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-3399
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-3399
更新履歴

  • [2014年10月09日]
      掲載