【活用ガイド】

JVNDB-2012-005693

Microsoft Exchange Server 2007 および 2010 におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Microsoft Exchange Server 2007 および 2010 には、サービス運用妨害 (Information Store サービスのハング) 状態となる脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「RSS フィードが Exchange のサービス拒否を引き起こす可能性のある脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.5 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Exchange Server 2007 SP3
  • Microsoft Exchange Server 2010 SP1 および SP2

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、巧妙に細工された RSS フィードを購読されることで、サービス運用妨害 (Information Store サービスのハング) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS12-080
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS12-080
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA12-346A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コード・インジェクション(CWE-94) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-4791
参考情報

  1. JVN : JVNTA12-346A
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-4791
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2012-0038
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS12-077,078,079,080,081,082,083)(2012年12月12日)
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA12-346A
更新履歴

  • [2012年12月13日]
      掲載
    [2012年12月17日]
      ベンダ情報：富士通 (TA12-346A) を追加

公表日2012/12/11
登録日2012/12/13
最終更新日2012/12/17