【活用ガイド】

JVNDB-2011-003060

Dell KACE K2000 System Deployment Appliance にコマンドインジェクションの脆弱性

概要

Dell の提供する KACE K2000 System Deployment Appliance には、コマンドインジェクションの脆弱性が存在します。

Dell の提供する KACE K2000 System Deployment Appliance のデータベース機能には、既知のユーザ名と識別可能なパスワードでログイン可能な管理者アカウントがあり、コマンドインジェクションの脆弱性が存在します。

なお、データベース機能にリモートアクセスが可能な設定となっている場合のみ本脆弱性の影響を受けます。
この設定はデフォルトで無効となっていますが、JVNVU#135606 などの脆弱性を用いることでこの設定を有効にされる可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


デル
  • Dell Kace K2000 Systems Deployment Appliance

想定される影響

遠隔の第三者によって、root 権限で任意のプログラムを実行される可能性があります。
対策

2011年11月9日現在、対策方法はありません。
ベンダ情報

デル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コード・インジェクション(CWE-94) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-4047
参考情報

  1. JVN : JVNVU#589089
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-4047
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#589089
更新履歴

  • [2011年11月28日]
      掲載