【活用ガイド】

JVNDB-2011-001162

Microsoft Visio の LZW ストリーム圧縮機能における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Microsoft Visio の ORMELEMS.DLL 内にある LZW ストリーム圧縮機能には、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Visio 2002
  • Microsoft Visio 2003
  • Microsoft Visio 2007

想定される影響

第三者により、不正な形式の VisioDocument ストリームを伴う Visio ファイルを介して、メモリの破損を引き起こす不完全に初期化されたオブジェクトにアクセスしてしまう例外ハンドラを誘発され、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS11-008
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS11-008
  • 絵でみるセキュリティ情報 : MS11-008e
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA11-039A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コード・インジェクション(CWE-94) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-0092
参考情報

  1. JVN : JVNTA11-039A
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-0092
  3. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2011-0003
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS11-003,004,005,006,007,008,009,010,011,012,013,014)
  5. US-CERT Cyber Security Alerts : SA11-039A
  6. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA11-039A
  7. Secunia Advisory : SA43254
  8. SecurityFocus : 46137
  9. ISS X-Force Database : 64923
  10. SecurityTracker : 1025043
  11. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2011-0321
  12. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 70828
更新履歴

  • [2011年03月04日]
      掲載