【活用ガイド】

JVNDB-2010-001608

複数の Microsoft 製品の Excel ファイルにおけるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

複数の Microsoft 製品の Excel ファイルには、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Excel 2002
  • Microsoft Office 2004 (mac_os) 
  • Microsoft Office 2008 (mac_os) 
  • Open XML File Format Converter for Mac

想定される影響

第三者により、不正な形式の EDG および Publisher レコードを付与された Excel ファイルを介して、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS10-038
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS10-038
  • 絵でみるセキュリティ情報 : MS10-038e
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA10-159B
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コード・インジェクション(CWE-94) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-1250
参考情報

  1. JVN : JVNTA10-159B
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-1250
  3. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2010-0014
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS10-032,033,034,035,036,037,038,039,040,041)
  5. US-CERT Cyber Security Alerts : SA10-159B
  6. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA10-159B
  7. SecurityFocus : 40528
  8. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-1395
  9. Secunia Research : SA37500
更新履歴

  • [2010年07月05日]
      掲載