【活用ガイド】

JVNDB-2009-002465

Xpdf、gpdf および kpdf の FoFiType1::parse 関数における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Xpdf、gpdf および kpdf の FoFiType1::parse 関数には、getNextLine 関数の戻り値をチェックしないため、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


GNOME Project
  • gpdf 2.8.2
KDE
  • kdegraphics 3.3.1
  • kpdf
Xpdf
  • Xpdf 3.0.0
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 4.0 
  • Asianux Server 4.0 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4.8 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4.8 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 

想定される影響

攻撃者により、負の値を発生させることができる巧妙に細工された Type 1 フォントを含んだ PDF ファイルを介して、任意のコードを実行され、符号付き整数から符号無し整数への変換エラーおよびバッファオーバーフローが発生する可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNOME Project KDE Xpdf ミラクル・リナックス
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : 1960
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コード・インジェクション(CWE-94) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-4035
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-4035
  2. Secunia Advisory : SA37641
  3. Secunia Advisory : SA37781
  4. Secunia Advisory : SA37787
  5. Secunia Advisory : SA37793
  6. SecurityFocus : 37350
  7. ISS X-Force Database : 54831
  8. SecurityTracker : 1023356
  9. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2009-3555
更新履歴

  • [2010年01月29日]
      掲載