【活用ガイド】

JVNDB-2009-001300

Microsoft Office PowerPoint におけるサウンドデータの処理に関する任意のコードを実行される脆弱性

概要

Microsoft Office PowerPoint には、サウンドデータの処理に不備があるため、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
本脆弱性は CVE-2009-0222、CVE-2009-0226、CVE-2009-0227、CVE-2009-1137 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft PowerPoint 2000
  • Microsoft PowerPoint 2002
  • Microsoft PowerPoint 2003

想定される影響

第三者による巧妙に細工されたサウンドデータを含む PowerPoint 4.0 形式のファイルにより、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS09-017
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS09-017
  • 絵でみるセキュリティ情報 : MS09-017e
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA09-132A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コード・インジェクション(CWE-94) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-0223
参考情報

  1. JVN : JVNTA09-132A
  2. JVN Status Tracking Notes : JVNTR-2009-09
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-0223
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS09-017)
  5. US-CERT Cyber Security Alerts : SA09-132A
  6. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA09-132A
  7. Secunia Advisory : SA32428
  8. SecurityFocus : 34834
  9. SecurityTracker : 1022205
  10. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2009-1290
更新履歴

  • [2009年06月24日]
      掲載