【活用ガイド】

JVNDB-2006-004063

複数の Microsoft Office 製品における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Microsoft Office 2003、Office XP、Office 2000、Office 2004 for Mac、および Office X for Mac は、レコードの長さを適切に解析しないため、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Microsoft Office コントロールの脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Office 2003
  • Microsoft Office XP
  • Microsoft Office 2000
  • Microsoft Office 2004 for Mac
  • Microsoft Office v. X for Mac

想定される影響

第三者により、Office ドキュメント内の不正な形式のコントロールを介して、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS06-038
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS06-038
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コード・インジェクション(CWE-94) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-1318
参考情報

  1. JVN : JVNTA06-192A
  2. JVN : JVNTA06-167A
  3. JVN Status Tracking Notes : TRTA06-192A
  4. JVN Status Tracking Notes : TRTA06-167A
  5. JVN Status Tracking Notes : VU#409316
  6. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-1318
  7. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2006-0010
  8. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて
  9. 警察庁 @police : マイクロソフト社の Microsoft Excel の脆弱性について
更新履歴

  • [2014年09月24日]
      掲載