【活用ガイド】

JVNDB-2006-000668

PHP5 の _ecalloc() 関数における整数オーバーフローの脆弱性

概要

PHP5 の Zend Engine 2 では、_ecalloc() 関数においてデータをメモリ領域に割り当てる際のチェックが不適切であるため、整数オーバーフローが生じる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


The PHP Group
  • PHP 5.1.6 およびそれ以前
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (ws) 
  • Red Hat Linux Advanced Workstation 2.1 

想定される影響

PHP を実行する Web サーバの権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

The PHP Group レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-4812
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-4812
  2. Secunia Advisory : SA22280
  3. SecurityFocus : 20349
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-3922
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載

公表日2006/10/05
登録日2007/04/01
最終更新日2007/04/01