JVNDB-2006-000388
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Microsoft Excel の不正なセルコメントによる任意のコードを実行される脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Microsoft Excel には、以下の複数の問題が存在します。
・SELECTION レコードの処理に不備が存在するため、メモリ領域が破壊される問題 (CVE-2006-1301)
・SELECTION レコードの特定のフィールドにおける処理に不備が存在するため、メモリ領域が破壊される問題 (CVE-2006-1302)
・COLINFO レコードの特定のフィールドにおける処理に不備が存在するため、バッファオーバーフローが発生する問題 (CVE-2006-1304)
・OBJECT レコードの処理に不備が存在するため、メモリ領域が破壊される問題 (CVE-2006-1306)
・FNGROUPCOUNT 値の処理に不備が存在するため、メモリ領域が破壊される問題 (CVE-2006-1308)
・LABEL レコードの処理に不備が存在するため、メモリ領域が破壊される問題 (CVE-2006-1309)
・セルコメントの修復処理に不備が存在するため、メモリ領域が破壊される問題 (CVE-2006-2388)
リモートの攻撃者に悪用された場合、Excel を実行するユーザの権限で任意のコードを実行される可能性があります。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 中
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 全面的
- 完全性への影響(I): 全面的
- 可用性への影響(A): 全面的
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マイクロソフト
- Microsoft Excel 2000
- Microsoft Excel 2002
- Microsoft Excel 2003
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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マイクロソフト
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- コード・インジェクション(CWE-94) [NVD評価]
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- CVE-2006-2388
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- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-2388
- SecurityFocus : 18938
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