【活用ガイド】

JVNDB-2006-000380

Microsoft Excel の不正な BIFF レコードによる任意のコードを実行される脆弱性

概要

Microsoft Excel には、OBJECT レコードの処理に不備が存在するため、メモリ領域が破壊される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Excel 2000
  • Microsoft Excel 2002
  • Microsoft Excel 2003
  • Microsoft Excel 2004 for Mac
  • Microsoft Excel v. X for Mac
  • Microsoft Excel Viewer 2003 
  • Microsoft Office 2000 
  • Microsoft Office 2003 
  • Microsoft Office 2004 (mac_os) 
  • Microsoft Office x (mac_os) 
  • Microsoft Office xp 

想定される影響

リモートの攻撃者に悪用された場合、Excel を実行するユーザの権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS06-037
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS06-037
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コード・インジェクション(CWE-94) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-1306
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-1306
  2. SecurityFocus : 18938
  3. SecurityFocus : 18886
  4. SecurityTracker : 1016472
  5. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-2755
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載