【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2025-000093

プリザンターにおける複数の格納型クロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

株式会社インプリムが提供するプリザンターには、次に挙げる複数の格納型クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。
  • 添付ファイル項目のプレビュー機能における格納型クロスサイトスクリプティング(CWE-79)- CVE-2025-58070
  • 内容、説明項目およびコメント項目における格納型クロスサイトスクリプティング(CWE-79)- CVE-2025-61931
CVE-2025-58070
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:日本IBM X-Force Red 白橋 朋弥 氏

CVE-2025-61931
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:三井物産セキュアディレクション株式会社 柳生 航平 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.1 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v4 による深刻度
基本値: 5.1 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): なし
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 不要
  • 利用者の関与 (UI): 能動
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): なし
  • 完全性の影響 (VI): なし
  • 可用性への影響 (VA): なし
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): 低
  • 完全性への影響 (SI): 低
  • 可用性への影響 (SA): なし
※上記は、CVE-2025-58070の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.4(警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分 : ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ : 低
  • 攻撃に必要な特権レベル : 低
  • 利用者の関与 : 必要
  • 影響の想定範囲 : 変更あり
  • 機密性への影響 : 低
  • 完全性への影響 : 低
  • 可用性への影響 : なし
CVSS v4 による深刻度
基本値: 4.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): なし
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 低
  • 利用者の関与 (UI): 能動
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): なし
  • 完全性の影響 (VI): なし
  • 可用性への影響 (VA): なし
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): 低
  • 完全性への影響 (SI): 低
  • 可用性への影響 (SA): なし
※上記は、CVE-2025-61931の評価になります。
影響を受けるシステム


株式会社インプリム
  • プリザンター 1.4.20.0およびそれ以前のバージョン

開発者によると、Commnunity EditionおよびEnterprise Editionのいずれも本脆弱性の影響を受けるとのことです。
想定される影響

当該製品にログインした状態のユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
本脆弱性はバージョン1.4.21.0で修正されています。
ベンダ情報

株式会社インプリム
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-58070
  2. CVE-2025-61931
参考情報

  1. JVN : JVN#20611740
更新履歴

  • [2025年10月24日]
     掲載