【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2025-000087

Ruijie Networks製RG-EST300におけるSSH機能が有効になっている問題

概要

Ruijie Networksが提供するRG-EST300には、SSHサーバー機能が実装されていますがマニュアルには記載されておらず、さらに初期設定で有効になっています。
  • 非公開機能を悪用される問題(CWE-912)- CVE-2025-58778

この脆弱性情報は、下記の方が、製品開発者に直接報告し製品開発者との調整を経て、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づきIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:横浜国立大学 九鬼琉 氏、宮本岩麒 氏、佐々木貴之 氏、吉岡克成 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.2 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v4 による深刻度
基本値: 8.6 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): なし
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 高
  • 利用者の関与 (UI): なし
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): 高
  • 完全性の影響 (VI): 高
  • 可用性への影響 (VA): 高
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): なし
  • 完全性への影響 (SI): なし
  • 可用性への影響 (SA): なし
影響を受けるシステム


Ruijie Networks
  • RG-EST300 AP_3.0(1)B2P18_EST300_06210514
  • RG-EST300 AP_3.0(1)B2P10_EST300_06151523
  • RG-EST300 AP_3.0(1)B2P10_EST300_05232216
  • RG-EST300 AP_3.0(1)B2P10_EST300_05220814

想定される影響

認証情報を知っていれば、当該機器にログイン可能です。その結果、システム内の情報漏洩、システムの改ざん、サービス運用妨害(DoS)攻撃等が行われる可能性があります。
対策

[現行製品の利用を停止し、後継製品に乗り換える]
開発者によると、当該製品はすでにサポートが終了しているとのことです。後継製品への乗り換え等を検討してください。
詳細は、開発者が提供する情報を確認してください。
ベンダ情報

Ruijie Networks
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-58778
参考情報

  1. JVN : JVN#72648885
更新履歴

  • [2025年10月16日]
     掲載