【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2025-000085

複数のRSUPPORT製品における安全でないDLL読み込みの脆弱性

概要

RSUPPORT株式会社が提供する複数の製品には、次の複数の脆弱性が存在します。
  • RemoteView PCアプリケーションコンソールにおけるファイル検索パスの制御不備(CWE-427)- CVE-2025-26859
  • RemoteCall Agent プログラム(サポートをする側(オペレーター))におけるファイル検索パスの制御不備(CWE-427)- CVE-2025-26860、CVE-2025-26861

CVE-2025-26859
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:吉田 英二(Eiji James Yoshida)氏

CVE-2025-26860、CVE-2025-26861
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:英利 雅美 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v4 による深刻度
基本値: 8.5 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): ローカル
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): なし
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 不要
  • 利用者の関与 (UI): 受動
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): 高
  • 完全性の影響 (VI): 高
  • 可用性への影響 (VA): 高
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): なし
  • 完全性への影響 (SI): なし
  • 可用性への影響 (SA): なし
※上記は、CVE-2025-26859の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8(重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分 : ローカル
  • 攻撃の複雑さ : 低
  • 攻撃に必要な特権レベル : 不要
  • 利用者の関与 : 必要
  • 影響の想定範囲 : 変更なし
  • 機密性への影響 : 高
  • 完全性への影響 : 高
  • 可用性への影響 : 高
CVSS v4 による深刻度
基本値: 8.5 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): ローカル
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): なし
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 不要
  • 利用者の関与 (UI): 受動
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): 高
  • 完全性の影響 (VI): 高
  • 可用性への影響 (VA): 高
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): なし
  • 完全性への影響 (SI): なし
  • 可用性への影響 (SA): なし
※上記は、CVE-2025-26860、CVE-2025-26861の評価になります。
影響を受けるシステム


RSUPPORT株式会社
  • RemoteCall Agent プログラム(サポートをする側(オペレーター))5.1.0より前のバージョン(CVE-2025-26860)
  • RemoteCall Agent プログラム(サポートをする側(オペレーター))5.3.0より前のバージョン(CVE-2025-26861)
  • RemoteView PCアプリケーションコンソール 6.0.2より前のバージョン(CVE-2025-26859)

想定される影響

攻撃者によって細工されたDLLを特定のフォルダに格納された場合、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

製品開発者は2017年に本件の対策を行った以下のバージョンをリリースしています。
CVE-2025-26859
  • RemoteView PCアプリケーションコンソール 6.0.2

CVE-2025-26860
  • RemoteCall Agent プログラム(サポートをする側(オペレーター))5.1.0

CVE-2025-26861
  • RemoteCall Agent プログラム(サポートをする側(オペレーター))5.3.0

自動アップデートの仕組みにより常に最新バージョンにアップグレードされるため、ユーザー側での操作は不要です。
CVE-2025-26859の影響を受ける「RemoteView PCアプリケーションコンソール」は、2023年1月31日にサービスが終了しています。
ベンダ情報

RSUPPORT株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-26859
  2. CVE-2025-26860
  3. CVE-2025-26861
参考情報

  1. JVN : JVN#22713803
更新履歴

  • [2025年10月15日]
      掲載