【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2025-000076

ChatLuckにおける複数の脆弱性

概要

株式会社ネオジャパンが提供するChatLuckには、次の複数の脆弱性が存在します。
  • 「チャットルーム」におけるクロスサイトスクリプティング(CWE-79)- CVE-2025-53858
  • ゲストユーザ招待機能におけるアクセス制限不備(CWE-1220)- CVE-2025-54461
  • 「ゲストユーザ登録」におけるクロスサイトスクリプティング(CWE-79)- CVE-2025-58115

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社 石井 健太郎 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.1 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v4 による深刻度
基本値: 5.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): なし
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 不要
  • 利用者の関与 (UI): 受動
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): なし
  • 完全性の影響 (VI): なし
  • 可用性への影響 (VA): なし
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): 低
  • 完全性への影響 (SI): 低
  • 可用性への影響 (SA): なし
※上記は、CVE-2025-58115の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.4(警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分 : ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ : 低
  • 攻撃に必要な特権レベル : 低
  • 利用者の関与 : 必要
  • 影響の想定範囲 : 変更あり
  • 機密性への影響 : 低
  • 完全性への影響 : 低
  • 可用性への影響 : なし
CVSS v4 による深刻度
基本値: 4.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): なし
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 低
  • 利用者の関与 (UI): 能動
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): なし
  • 完全性の影響 (VI): なし
  • 可用性への影響 (VA): なし
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): 低
  • 完全性への影響 (SI): 低
  • 可用性への影響 (SA): なし
※上記は、CVE-2025-53858の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.3(警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分 : ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ : 低
  • 攻撃に必要な特権レベル : 不要
  • 利用者の関与 : 不要
  • 影響の想定範囲 : 変更なし
  • 機密性への影響 : 低
  • 完全性への影響 : なし
  • 可用性への影響 : なし
CVSS v4 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): なし
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 不要
  • 利用者の関与 (UI): なし
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): 低
  • 完全性の影響 (VI): なし
  • 可用性への影響 (VA): なし
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): なし
  • 完全性への影響 (SI): なし
  • 可用性への影響 (SA): なし
※上記は、CVE-2025-54461の評価になります。
影響を受けるシステム


株式会社ネオジャパン
  • ChatLuck V6.6 R2.0およびそれ以前のバージョン(CVE-2025-53858、CVE-2025-54461)
  • ChatLuck V3.6 R1.0からV6.6 R1.0までのバージョン(CVE-2025-58115)

なお、クラウド版もこれらの脆弱性の影響を受けます。
想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
  • 当該製品にアクセスしたユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される(CVE-2025-53858、CVE-2025-58115)
  • 本来ゲストユーザとして招待されていない第三者によって、ゲストユーザ登録をされる(CVE-2025-54461)
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
各脆弱性は、次のバージョンで修正されています。
CVE-2025-53858、CVE-2025-54461
  • ChatLuck V6.7 R1.0

CVE-2025-58115
  • ChatLuck V6.6 R2.0

なお、クラウド版は2025年10月3日のメンテナンスで修正済みです。
詳細は、開発者が提供する情報を確認してください。
ベンダ情報

株式会社ネオジャパン
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
  2. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-53858
  2. CVE-2025-54461
  3. CVE-2025-58115
参考情報

  1. JVN : JVN#13030751
更新履歴

  • [2025年10月16日]
     掲載