【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2025-000064

SS1における複数の脆弱性

概要

株式会社ディー・オー・エスが提供するSS1には、次の複数の脆弱性が存在します。
  • 不十分な暗号強度(CWE-326)- CVE-2025-46409
  • 外部からアクセス可能なファイルまたはディレクトリ(CWE-552)- CVE-2025-52460
  • 重要なリソースに対する不適切なアクセス権の割り当て(CWE-732)- CVE-2025-53396
  • アップロードするファイルの検証が不十分(CWE-434)- CVE-2025-53970、CVE-2025-54762
  • パストラバーサル(CWE-22)- CVE-2025-54819、CVE-2025-58072
  • ハードコードされたパスワードの使用(CWE-259)- CVE-2025-58081

CVE-2025-46409、CVE-2025-52460、CVE-2025-53970、CVE-2025-54762、CVE-2025-54819
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社 ルスラン サイフィエフ 氏、デニス ファウストヴ 氏、川田 柾浩 氏
CVE-2025-53396、CVE-2025-58072、CVE-2025-58081
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社 川田 柾浩 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v4 による深刻度
基本値: 9.3 (緊急) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): なし
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 不要
  • 利用者の関与 (UI): なし
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): 高
  • 完全性の影響 (VI): 高
  • 可用性への影響 (VA): 高
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): なし
  • 完全性への影響 (SI): なし
  • 可用性への影響 (SA): なし
※上記は、CVE-2025-53970、CVE-2025-54762の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v4 による深刻度
基本値: 8.7 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): なし
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 不要
  • 利用者の関与 (UI): なし
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): 高
  • 完全性の影響 (VI): なし
  • 可用性への影響 (VA): なし
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): なし
  • 完全性への影響 (SI): なし
  • 可用性への影響 (SA): なし
※上記は、CVE-2025-46409の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v4 による深刻度
基本値: 8.7 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): なし
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 不要
  • 利用者の関与 (UI): なし
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): 高
  • 完全性の影響 (VI): なし
  • 可用性への影響 (VA): なし
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): なし
  • 完全性への影響 (SI): なし
  • 可用性への影響 (SA): なし
※上記は、CVE-2025-58072の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v4 による深刻度
基本値: 8.7 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): なし
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 不要
  • 利用者の関与 (UI): なし
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): 高
  • 完全性の影響 (VI): なし
  • 可用性への影響 (VA): なし
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): なし
  • 完全性への影響 (SI): なし
  • 可用性への影響 (SA): なし
※上記は、CVE-2025-58081の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.0 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v4 による深刻度
基本値: 7.3 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): ローカル
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): 存在
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 低
  • 利用者の関与 (UI): なし
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): 高
  • 完全性の影響 (VI): 高
  • 可用性への影響 (VA): 高
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): なし
  • 完全性への影響 (SI): なし
  • 可用性への影響 (SA): なし
※上記は、CVE-2025-53396の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v4 による深刻度
基本値: 7.1 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): なし
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 低
  • 利用者の関与 (UI): なし
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): なし
  • 完全性の影響 (VI): 高
  • 可用性への影響 (VA): なし
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): なし
  • 完全性への影響 (SI): なし
  • 可用性への影響 (SA): なし
※上記は、CVE-2025-54819の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v4 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): なし
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 不要
  • 利用者の関与 (UI): なし
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): 低
  • 完全性の影響 (VI): なし
  • 可用性への影響 (VA): なし
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): なし
  • 完全性への影響 (SI): なし
  • 可用性への影響 (SA): なし
※上記は、CVE-2025-52460の評価になります。
影響を受けるシステム


株式会社ディー・オー・エス
  • SS1 Ver.16.0.0.10 およびそれ以前(メディアバージョン:16.0.0a およびそれ以前)(CVE-2025-46409、CVE-2025-52460、CVE-2025-53396、CVE-2025-53970、CVE-2025-54762、CVE-2025-54819、CVE-2025-58072、CVE-2025-58081)
  • SS1 クラウド Ver.2.1.3 およびそれ以前(CVE-2025-52460、CVE-2025-53970、CVE-2025-54819、CVE-2025-58072)

なお、開発者によるとCVE-2025-52460、CVE-2025-53970、CVE-2025-54762はWindows環境のみ、CVE-2025-53396、CVE-2025-58072、CVE-2025-58081はMacOS環境でのみ影響を受けるとのことです。
想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
  • 遠隔の第三者によって、認証が必要な機能にアクセスされる(CVE-2025-46409)
  • 遠隔の第三者によって、アップロードされたファイルやSS1の構成ファイルにアクセスされる(CVE-2025-52460)
  • クライアント端末にログイン可能なユーザーによって、root権限へ昇格される(CVE-2025-53396)
  • 任意のファイルをアップロードされ、SYSTEM権限で任意のOSコマンドを実行される(CVE-2025-53970、CVE-2025-54762)
  • 遠隔の第三者によって、正規のファイルを上書きされる(CVE-2025-54819)
  • 遠隔の第三者によって、任意のファイルを閲覧される(CVE-2025-58072)
  • 遠隔の第三者によって、root権限で任意のファイルを閲覧される(CVE-2025-58081)
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

株式会社ディー・オー・エス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. パス・トラバーサル(CWE-22) [IPA評価]
  2. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-46409
  2. CVE-2025-52460
  3. CVE-2025-53396
  4. CVE-2025-53970
  5. CVE-2025-54762
  6. CVE-2025-54819
  7. CVE-2025-58072
  8. CVE-2025-58081
参考情報

  1. JVN : JVN#99577552
更新履歴

  • [2025年08月27日]
      掲載