【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2025-000040

KAON製KCM3100における代替パスを使用した認証回避の脆弱性

概要

KAONが提供するKCM3100は、Wi-Fi対応ゲートウェイです。KCM3100には、次の脆弱性が存在します。
  • 代替パスを使用した認証回避(CWE-288)- CVE-2025-51381

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:松村 波彦 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v4 による深刻度
基本値: 9.3 (緊急) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): なし
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 不要
  • 利用者の関与 (UI): なし
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): 高
  • 完全性の影響 (VI): 高
  • 可用性への影響 (VA): 高
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): なし
  • 完全性への影響 (SI): なし
  • 可用性への影響 (SA): なし
影響を受けるシステム


JCOM株式会社
  • KAON KCM3100 Ver1.4.2およびそれ以前

想定される影響

製品のLAN側ネットワークから、当該製品の認証を回避する攻撃を受ける可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

JCOM株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-51381
参考情報

  1. JVN : JVN#46288336
更新履歴

  • [2025年06月18日]
     掲載