【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2025-000033

i-FILTERのオプション機能「Anti-Virus & Sandbox」におけるパターンファイルの検証不備の脆弱性

概要

デジタルアーツ株式会社が提供するi-FILTERのオプション機能「Anti-Virus & Sandbox」には、次の脆弱性が存在します。
  • パターンファイルの検証不備(CWE-348) - CVE-2025-47149

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v4 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): なし
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 不要
  • 利用者の関与 (UI): なし
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): なし
  • 完全性の影響 (VI): 低
  • 可用性への影響 (VA): なし
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): なし
  • 完全性への影響 (SI): なし
  • 可用性への影響 (SA): なし
影響を受けるシステム


デジタルアーツ株式会社
  • i-FILTER Ver.10.50R01からVer.10.67R02まで

開発者によると、i-FILTERを利用しているD-SPA Ver.4も本脆弱性の影響を受けるとのことです。
なお、i-FILTERのオプション機能「Anti-Virus & Sandbox」を使用している場合にのみ、本脆弱性の影響を受けます。
想定される影響

非正規のパターンファイルを、正規のパターンファイルとして読み込む可能性があります。
攻撃者によって特別に細工されたパターンファイルを読み込んだ場合、当該製品が動作するサーバ上の情報を窃取されたり、サービス運用妨害(DoS)状態を引き起こされる可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
本脆弱性は次のバージョンで修正されています。
  • i-FILTER Ver.10.67R03およびそれ以降

詳細は、開発者が提供する情報を確認してください。
ベンダ情報

デジタルアーツ株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-47149
参考情報

  1. JVN : JVN#68079883
更新履歴

  • [2025年05月23日]
     掲載