【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2025-000017

hostapdにおけるRADIUSパケットの不適切な処理

概要

Jouni Malinenが提供するhostapdには、RADIUSパケットの取り扱いに不適切な部分があり(CWE-826)、中間者攻撃によりRADIUS認証を強制的に失敗させられる可能性があります。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:株式会社インターネットイニシアティブ 草場 健 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 3.7 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 低
影響を受けるシステム


Jouni Malinen
  • hostapd バージョン2.11およびそれ以前

想定される影響

接続するwi-fiデバイスに対してRADIUS認証を行う構成でhostapdを運用している場合、hostapdとRADIUSサーバーとの間に位置する攻撃者が細工したRADIUSパケットをhostapdに送信することで、RADIUS認証を強制的に失敗させられる可能性があります。
対策

[パッチを適用する]
開発者は本脆弱性に対応したパッチを提供しています。
[ベンダ情報]に記載されているパッチをすべて適用してください。
ベンダ情報

Jouni Malinen
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-24912
参考情報

  1. JVN : JVN#19358384
更新履歴

  • [2025年03月12日]
      掲載