【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2025-000015

RevoWorks SCVXおよびRevoWorks Browserにおけるファイル検証不備の脆弱性

概要

ジェイズ・コミュニケーション株式会社が提供するRevoWorks SCVXとRevoWorks Browserは、それぞれサーバー上、クライアントPC上にローカル環境から分離されたサンドボックス環境を構築します。サンドボックス環境からローカル環境へファイルをダウンロードする際にはファイルの無害化処理が行われますが、一部の.csvファイルおよび.emlファイルのダウンロード時に無害化処理が行われない問題(CWE-669)が存在します。

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 2.7 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


ジェイズ・コミュニケーション株式会社
  • RevoWorks Browser 2.2.100およびそれ以前の2系バージョン
  • RevoWorks Browser 3.0.1およびそれ以前の3系バージョン
  • RevoWorks SCVX 4.0.234およびそれ以前の4系バージョン
  • RevoWorks SCVX 5.0.7およびそれ以前の5系バージョン

想定される影響

当該製品を使用するシステム上に悪意のあるファイルがダウンロードされる可能性があります。
対策

RevoWorks SCVX
[パッチを適用する]
開発者が提供する情報をもとに、パッチを適用してください。
  • RevoWorks SCVX4.0.xにおいてはパッチ適用のみ
  • RevoWorks SCVX5.0.xにおいてはパッチ適用およびSCVX Imageのバージョンアップ(SCVX Image5.0.16_446)が必要

RevoWorks Browser
[アップデートする]
開発者は本脆弱性を修正したRevoWorks Browser2.2.101およびRevoWorks Browser3.0.2を提供しています。
ベンダ情報

ジェイズ・コミュニケーション株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-26698
参考情報

  1. JVN : JVN#91300609
更新履歴

  • [2025年02月19日]
      掲載