【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2025-000008

Defense Platform Home Editionにおける複数の脆弱性

概要

ハミングヘッズ株式会社が提供するDefense Platform Home Editionには、次の複数の脆弱性が存在します。
  • 特定プロセスにおけるメッセージ処理の不備(CWE-422)- CVE-2025-20094
  • 不適切な権限管理(CWE-250)- CVE-2025-22890
  • 特定プロセスにおけるメッセージ処理の不備(CWE-422)- CVE-2025-22894
  • DeviceIoControlにおけるバッファオーバーフロー(CWE-120)- CVE-2025-23236
  • DeviceIoControlにおけるNULLポインタ参照(CWE-476)- CVE-2025-24483
  • DPprd.sysおよびDPavd.sysにおける引数インジェクション(CWE-88)- CVE-2025-24845


CVE-2025-20094、CVE-2025-22890、CVE-2025-22894、CVE-2025-23236、CVE-2025-24483
この脆弱性情報は、下記の方がJPCERT/CCに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:三井物産セキュアディレクション株式会社 塚本 泰三 氏

CVE-2025-24845
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づきIPAに報告され、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2025-20094の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2025-23236の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2025-22890の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2025-22894の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2025-24483の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: なし
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2025-24845の評価になります。
影響を受けるシステム


ハミングヘッズ株式会社
  • Defense Platform Home Edition Ver.3.9.51.x およびそれ以前のバージョン

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、当該製品が動作するWindowsシステムにアクセス可能な攻撃者によって、次のような影響を受ける可能性があります。
  • 当該製品が動作するWindowsシステムの特定プロセスに細工したメッセージを送信された場合、SYSTEM権限で任意のコードを実行される(CVE-2025-20094)
  • 特定の操作を実行することで、当該製品が動作するWindowsシステムのSYSTEM権限を取得される(CVE-2025-22890、CVE-2025-23236)
  • 当該製品が動作するWindowsシステムの特定プロセスに細工したメッセージを送信された場合、当該システム内の任意のファイルを改ざんされる。結果として、SYSTEM権限で任意のDLLを実行される(CVE-2025-22894)
  • 当該製品が動作するWindowsシステムに細工したデータを入力した場合、ブルースクリーン(BSOD)エラーが引き起こされ、サービス運用妨害(DoS)状態を引き起こされる(CVE-2025-24483、CVE-2025-24845)
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
ベンダ情報

ハミングヘッズ株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-20094
  2. CVE-2025-22890
  3. CVE-2025-22894
  4. CVE-2025-23236
  5. CVE-2025-24483
  6. CVE-2025-24845
参考情報

  1. JVN : JVN#66673020
更新履歴

  • [2025年2月5日]
      掲載