【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2024-000117

Web Image Monitorを実装している複数のリコー製レーザープリンタおよび複合機(MFP)におけるスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

株式会社リコーが提供するWeb Image Monitorは、リコー製レーザープリンタおよび複合機(MFP)本体内部で動作するウェブサーバです。Web Image MonitorにはHTTPリクエストの解析処理の不備に起因した、スタックベースのバッファオーバーフロー(CWE-121)の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、次の方が製品開発者に直接報告し、製品開発者との調整を経て、製品利用者への周知を目的に JVN での公表に至りました。
報告者:広州大学サイバースペース先端技術研究所 Zhihong Tian 氏、Hui Lu 氏、Guocheng Wu 氏、Xingchi Chen 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


リコー
  • Web Image Monitor を実装している複数のリコー製レーザープリンタおよび複合機(MFP)のうち特定の機種・バージョン

影響を受ける製品、バージョンなどの詳細は、製品開発者が提供する情報を確認してください。
想定される影響

攻撃者によって細工されたリクエストを送信された場合、任意のコードを実行されたり、サービス運用妨害(DoS)状態を引き起こされたりする可能性があります。
対策

[アップデートする]
Web Image Monitorを最新版へアップデートしてください。
詳細は、開発者が提供する情報を確認してください。
ベンダ情報

リコー
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-47939
参考情報

  1. JVN : JVN#87770340
更新履歴

  • [2024年10月31日]
      掲載