【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2024-000103

e-Taxソフト(共通プログラム)のインストーラにおける権限昇格の脆弱性

概要

国税庁が提供するe-Taxソフト(共通プログラム)のインストーラには、レジストリを編集することにより不正に読み込まれたDLLを、一般ユーザよりも高い権限で実行される脆弱性(CWE-268)が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 吉川 孝志 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


国税庁
  • e-Taxソフト (共通プログラム)のインストーラ(2024年9月24日より前に国税庁ホームページ上に掲載されていた版)

想定される影響

攻撃者により用意された不正なDLLを、アプリケーションよりも高い権限で実行される可能性があります。
対策

[最新のインストーラを使用する]
開発者から本脆弱性を修正したインストーラが提供されています。製品をインストールする際は最新版のインストーラを使用してください。
ベンダ情報

国税庁
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-47045
参考情報

  1. JVN : JVN#57749899
更新履歴

  • [2024年09月24日]
      掲載