【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2024-000100

WordPress用プラグインWelcart e-Commerceにおける複数の脆弱性

概要

株式会社Welcartが提供するWelcart e-Commerceには、次の複数の脆弱性が存在します。
  • SQLインジェクション(CWE-89)- CVE-2024-42404
  • クロスサイトスクリプティング(CWE-79)- CVE-2024-45366
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:株式会社ラックサイバーリンク 熊丸 匠伍 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2024-42404の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.1 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2024-45366の評価になります。
影響を受けるシステム


Welcart
  • Welcart e-Commerce 2.11.2より前のバージョン

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
  • 当該製品にログイン可能な攻撃者により、データベース内の情報を取得されたり、改ざんされたりする(CVE-2024-42404)
  • 当該製品のユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトが実行される(CVE-2024-45366)
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
本脆弱性の対策として Welcart e-Commerce 2.11.2 がリリースされています。
ベンダ情報

Welcart
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. SQLインジェクション(CWE-89) [IPA評価]
  2. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-42404
  2. CVE-2024-45366
参考情報

  1. JVN : JVN#19766555
更新履歴

  • [2024年09月18日]
      掲載