【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2024-000086

複数のセーフィー製品におけるサーバ証明書の検証不備の脆弱性

概要

セーフィー株式会社が提供する複数の製品には、サーバ証明書検証不備の脆弱性(CWE-295)が存在します。
また、当該製品はポート11029/tcpやBluetooth経由で操作する機能がありますが、その通信内容はAES暗号化されています。当該製品のユーザーは、機器固有の情報にもとづき、当該機器との通信用暗号鍵をクラウドサーバーから入手可能です。したがって、機器固有の情報を入手したユーザーは、(自分が所有している機器でなくとも)当該機器を直接操作することが可能となります。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:三井物産セキュアディレクション株式会社 塚本 泰三 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.2 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


セーフィー株式会社
  • QBiC CLOUD CC-2L v1.1.30およびそれ以前のバージョン
  • Safie One v1.8.2およびそれ以前のバージョン

想定される影響

中間者攻撃(man-in-the-middle attack)によって、第三者に通信内容を傍受されたり改ざんされたりし、結果として任意のOSコマンドを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

なお、対象製品の修正とともに、クラウドサーバー側においても、本件を悪用した攻撃手法への対策が2024年7月24日に行われています。
ベンダ情報

セーフィー株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-39771
参考情報

  1. JVN : JVN#83440451
更新履歴

  • [2024年08月22日]
      掲載
  • [2024年08月29日]
      想定される影響:内容を追記