【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2024-000077

FFRI AMCにおけるOSコマンドインジェクションの脆弱性

概要

株式会社FFRIセキュリティが提供するFFRI AMCは、エンドポイントセキュリティ製品FFRI yarai、ActSecureχ用の管理コンソールです。
FFRI AMCには、通知プログラム設定を有効にし実行ファイルパスにバッチファイル(拡張子 .bat)またはコマンドファイル(拡張子 .cmd)を設定している環境にて特定の条件を満たす場合、OSコマンドインジェクション(CWE-78)の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者がJPCERT/CCに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.1 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Sky株式会社
  • EDR プラスパック (同梱するFFRI AMC バージョン3.4.0から3.5.3まで)
株式会社FFRIセキュリティ
  • FFRI AMC バージョン3.4.0から3.5.3まで
日本電気
  • ActSecure χ 専用FFRI AMC バージョン3.4.0から3.5.3まで

FFRI yarai cloudおよびFFRI yarai、FFRI yarai Home and Business Editionは本脆弱性の影響を受けません。 また、上記以外のFFRI yaraiのOEM製品も本脆弱性の影響を受けません。
想定される影響

遠隔の第三者によって、任意のOSコマンドを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
各製品において、本脆弱性を修正した次のバージョンがリリースされています。

株式会社FFRIセキュリティ
  • FFRI AMC バージョン3.6.1
日本電気株式会社
  • ActSecure χ専用FFRI AMC バージョン3.6.1
Sky株式会社
  • EDRプラスパック(同梱するFFRI AMC バージョン3.6.1
ベンダ情報

Sky株式会社 株式会社FFRIセキュリティ 日本電気
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. OSコマンドインジェクション(CWE-78) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-40895
参考情報

  1. JVN : JVN#26734798
更新履歴

  • [2024年07月30日]
      掲載