【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2024-000054

EC-Orangeにおける認可回避の脆弱性

概要

株式会社エスキュービズムが提供するEC-Orangeは、オープンソースソフトウェア「EC-CUBE」をベースに独自カスタマイズしたECサイト構築システムパッケージです。
EC-Orangeには、認可回避(CWE-639)の脆弱性が存在します。
これはJVN#51770585で公表された「EC-CUBE における認可回避の脆弱性」と同じ問題です。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者: ベライゾンジャパン合同会社 永川(石橋) 豪 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


株式会社エスキュービズム
  • EC-Orange 2015年6月29日より前にEC-Orangeを導入したシステム

想定される影響

本脆弱性の影響を受けるサイトにログインしたユーザーが、細工したHTTPリクエストを送ることによって、他のユーザーの登録情報を取得する可能性があります。
対策

[アップデートまたは修正ファイルを適用する]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートもしくは修正ファイルを適用してください。
2015年6月29日およびそれ以降にEC-Orangeを導入したシステムについては対策済みです。
ベンダ情報

株式会社エスキュービズム
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-0808
参考情報

  1. JVN : JVN#15637138
  2. JVN : JVN#51770585
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-0808
更新履歴

  • [2024年05月29日]
      掲載