【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2023-000091

F-RevoCRM における複数の脆弱性

概要

シンキングリード株式会社が提供する F-RevoCRM には、次の複数の脆弱性が存在します。
  • OS コマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2023-41149
  • クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2023-41150

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社 石井 健太郎 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
※上記は、CVE-2023-41149の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.4 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.5 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2023-41150の評価になります。
影響を受けるシステム


シンキングリード株式会社
  • F-RevoCRM version7.3.7 および version7.3.8 (CVE-2023-41149)
  • F-RevoCRM version7.3.8 までのすべての 7.3 系 (CVE-2023-41150)

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
  • 当該製品にアクセス可能な攻撃者によって、当該製品が動作するサーバ上で任意の OS コマンドを実行される - CVE-2023-41149
  • 当該製品を使用しているユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される - CVE-2023-41150
対策

[パッチを適用する]
開発者が提供する情報をもとにパッチを適用してください。
ベンダ情報

シンキングリード株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. OSコマンドインジェクション(CWE-78) [IPA評価]
  2. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2023-41149
  2. CVE-2023-41150
参考情報

  1. JVN : JVN#78113802
更新履歴

  • [2023年09月05日]
      掲載