【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2023-000089

i-PRO 製 VI Web Client における複数の脆弱性

概要

i-PRO株式会社が提供する VI Web Client は、映像監視システム Video Insight のビデオ管理ソフトウェアです。VI Web Client には、次の複数の脆弱性が存在します。
  • オープンリダイレクト (CWE-601) - CVE-2023-38574
  • 反射型クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2023-39938
  • View 設定画面における格納型クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2023-40535
  • Map 設定画面における格納型クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2023-40705
この脆弱性情報は、次の方が製品開発者に直接報告し、製品開発者との調整を経て、製品利用者への周知を目的に JVN での公表に至りました。
報告者: Michael Heinzl 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.1 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2023-39938の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2023-38574の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.4 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.5 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2023-40535の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.4 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.5 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2023-40705の評価になります。
影響を受けるシステム


i-PRO株式会社
  • VI Web Client 7.9.6 より前のバージョン

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
  • 細工された URL にアクセスすることで、任意のウェブサイトにリダイレクトされ、フィッシングなどの被害にあう - CVE-2023-38574
  • 当該製品にログインした状態のユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される - CVE-2023-39938
  • 当該製品にログイン可能な第三者によって細工されたページを作成され、アクセスしたユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される - CVE-2023-40535、CVE-2023-40705
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
当該脆弱性は VI Web Client 7.9.6で修正されています。
ベンダ情報

i-PRO株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
  2. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2023-38574
  2. CVE-2023-39938
  3. CVE-2023-40535
  4. CVE-2023-40705
参考情報

  1. JVN : JVN#60140221
更新履歴

  • [2023年08月31日]
      掲載