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JVNDB-2023-000077
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FUJITSU Software Infrastructure Manager (ISM) における重要な情報の平文保存の脆弱性
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富士通株式会社が提供する FUJITSU Software Infrastructure Manager (ISM) には、重要な情報の平文保存の脆弱性 (CWE-312) が存在します。
ISM V2.8.0.060 において次の条件を満たす場合、保守資料 (ismsnap) にプロキシのパスワードが平文で記録される可能性があります。
- ISM から外部への接続において、認証が必要なプロキシサーバを利用している
- プロキシサーバの認証で要求されるユーザ ID やパスワードに "\" (バックスラッシュ) が入る構成
- ファームウェアダウンロード機能を有効化している (*)
* 本機能は欧州地域向けの提供機能であり、初期状態では無効化されています
この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
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CVSS v3 による深刻度 基本値: 5.9 (警告) [IPA値]
- 攻撃元区分: ローカル
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃に必要な特権レベル: 低
- 利用者の関与: 要
- 影響の想定範囲: 変更あり
- 機密性への影響(C): 高
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度 基本値: 1.5 (注意) [IPA値]
- 攻撃元区分: ローカル
- 攻撃条件の複雑さ: 中
- 攻撃前の認証要否: 単一
- 機密性への影響(C): 部分的
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): なし
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富士通
- FUJITSU Software Infrastructure Manager Advanced Edition V2.8.0.060
- FUJITSU Software Infrastructure Manager Advanced Edition for PRIMEFLEX V2.8.0.060
- FUJITSU Software Infrastructure Manager Essential Edition V2.8.0.060
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当該製品の保守資料から、ISM で設定したプロキシのパスワードが漏えいする可能性があります。
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[パッチを適用する]
開発者が提供する情報をもとにパッチを適用してください。
開発者は本脆弱性の対策として、V2.8.0.061 をリリースしています。
[ワークアラウンドを実施する]
次のワークアラウンドを実施することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。
- プロキシサーバの認証で要求されるユーザ ID やパスワードに "\" (バックスラッシュ) を含まない設定で、ファームウェアのダウンロードを実行する
- 保守資料はマニュアルに従い安全な場所で管理し、不要な保守資料は削除する
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富士通
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- その他(CWE-Other) [IPA評価]
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- CVE-2023-39379
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- JVN : JVN#38847224
- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2023-39379
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- [2023年08月04日]
掲載
- [2024年04月03日]
参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2023-39379) を追加
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