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JVNDB-2023-000052
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DataSpider Servista におけるハードコードされた暗号鍵の使用の脆弱性
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株式会社 セゾン情報システムズが提供する DataSpider Servista は、データ連携ソフトウェアです。また、ScriptRunner および ScriptRunner for Amazon SQS は、作成したデータ連携の処理を外部から実行するためのインターフェースです。
ScriptRunner および ScriptRunner for Amazon SQS には、すべてのユーザに共通する同一の暗号鍵がハードコードされている脆弱性 (CWE-321) が存在します。
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: スズキ株式会社 佐藤 信弥 氏、株式会社ラック 大熊 陽 氏
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CVSS v3 による深刻度 基本値: 5.3 (警告) [IPA値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃に必要な特権レベル: 不要
- 利用者の関与: 不要
- 影響の想定範囲: 変更なし
- 機密性への影響(C): 低
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度 基本値: 5.0 (警告) [IPA値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 部分的
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): なし
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株式会社 セゾン情報システムズ
- DataSpider Servista 4.4 およびそれ以前のバージョン
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開発者によると、DataSpider Servista の OEM 製品の一部も本脆弱性の影響を受けるとのことです。
対象となる製品およびバージョンの情報は、JVN アドバイザリの [ベンダ情報] から確認してください。
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攻撃対象の DataSpider Servista にアクセス可能な第三者が ScriptRunner または ScriptRunner for Amazon SQS の起動設定ファイルを入手した場合、起動設定ファイルに記載されたユーザの権限で操作を実行される可能性があります。
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[パッチを適用し、起動設定ファイル等の再設定を行う]
対応するパッチモジュールを適用した上で、起動設定ファイルに対して必要な手順を実施してください。詳細は、開発者が提供する情報を確認してください。
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ウイングアーク1st株式会社
株式会社 セゾン情報システムズ
株式会社ジャストシステム
株式会社テラスカイ
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- その他(CWE-Other) [IPA評価]
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- CVE-2023-28937
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- JVN : JVN#38222042
- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2023-28937
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- [2023年05月31日]
掲載
- [2023年06月13日]
影響を受けるシステム、ベンダ情報:内容を追記
- [2024年03月18日]
参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2023-28937) を追加
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