JVNDB-2022-001808
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ISC BIND におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性
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ISC(Internet Systems Consortium)が提供する ISC BIND には、TLS セッションが早期に切断された場合にアサーションエラーが発生する、サービス運用妨害(DoS)の脆弱性が存在します。
named.conf 内の listen-on の記述に http への参照が含まれる場合、TLS セッションが早期に切断されるとアサーションエラーが発生し、named デーモンが異常終了するサービス運用妨害(DoS)の脆弱性が存在します。
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CVSS v3 による深刻度 基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃に必要な特権レベル: 不要
- 利用者の関与: 不要
- 影響の想定範囲: 変更なし
- 機密性への影響(C): なし
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度 基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 中
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): なし
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): 部分的
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ISC, Inc.
- BIND 9.18.0 から 9.18.2
- BIND 9.19.0(BIND 9.19 開発用ブランチ)
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開発者によると、TLS は DNS over TLS(DoT)および DNS over HTTPS(DoH)の両方の構成で使用されますが、DoT のみを使用する構成では本脆弱性の影響は受けないとのことです。
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遠隔の第三者によって、サービス運用妨害(DoS)攻撃を受ける可能性があります。
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[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性を修正した次のバージョンをリリースしています。
* BIND 9.18.3
* BIND 9.19.1(開発用)
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ISC, Inc.
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- 到達可能なアサーション(CWE-617) [NVD評価]
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- CVE-2022-1183
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- JVN : JVNVU#94035450
- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2022-1183
- JPCERT : ISC BIND 9における脆弱性について(2022年5月)
- JPRS : (緊急)BIND 9.18.xの脆弱性(DNSサービスの停止)について(CVE-2022-1183)- BIND 9.18系列のみが対象、バージョンアップを強く推奨 -
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- [2022年05月20日]
掲載
- [2024年06月18日]
CVSS による深刻度:内容を更新
CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新
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