【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2022-000099

コーレル製 Roxio SAIB サービスによって登録される Windows サービスの実行ファイルパスが引用符で囲まれていない脆弱性

概要

コーレルが提供する Roxio SAIB サービスによって登録される Windows サービスでは、登録される実行ファイルのパスが引用符で囲まれていません (CWE-428)。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社ラック 日野 遥 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.2 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム

富士通クライアントコンピューティング製コンピュータに付属する次のソフトウェアが対象になります。

コーレル株式会社
  • Roxio Creator LJB バージョン : 12.2、ビルド : 106B62B
  • Roxio Creator LJB バージョン : 12.2、ビルド : 106B63A
  • Roxio Creator LJB バージョン : 12.2、ビルド : 106B69A
  • Roxio Creator LJB バージョン : 12.2、ビルド : 106B71A
  • Roxio Creator LJB バージョン : 12.2、ビルド : 106B74A

想定される影響

コーレルが提供する Roxio SAIB サービスによって登録される Windows サービスの実行ファイルパスに空白文字が含まれ、かつ引用符で囲まれていないため、空白文字までのパスを利用して、当該サービスの権限で不正なファイルが実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
ベンダ情報

富士通
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2022-46662
参考情報

  1. JVN : JVN#13075438
  2. 関連文書 : Roxio Creator LJB アップデート・プログラム バージョン番号 12.2 (富士通クライアントコンピューティング製コンピュータ バンドル専用)
更新履歴

  • [2022年12月19日]
      掲載