【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2022-000092

Typora における JavaScript コードの無効化処理が不十分な問題

概要

Typora には、編集内容に含まれる JavaScript コードの一部に対して無効化処理が行われない問題 (CWE-116) があります。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社Flatt Security 森 瑛司 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.4 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


typora
  • Typora 1.4.4 より前のバージョン

想定される影響

当該製品を使用してファイルを開いたときに、ファイルに含まれている JavaScript コードが実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。

開発者によると、本脆弱性は Typora 1.4 系およびそれ以降で修正済みとのことです。
また、届出者によると、Typora バージョン 1.4.4 では本脆弱性の影響を受けないとのことです。
ベンダ情報

typora
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2022-43668
参考情報

  1. JVN : JVN#26044739
更新履歴

  • [2022年11月21日]
      掲載