【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2022-000077

Sony Content Transfer のインストーラにおける DLL 読み込みの脆弱性

概要

ソニー株式会社が提供する Content Transfer (for Windows) のインストーラには、プログラム実行時に、同一フォルダに存在する特定の DLL を読み込んでしまう脆弱性 (CWE-427) が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: キヤノンITソリューションズ株式会社 長谷川 智久 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ソニー株式会社
  • Content Transfer (for Windows) Ver.1.3 およびそれ以前のインストーラ

想定される影響

インストーラを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

[インストーラを実行しない]
開発者によると当該製品のダウンロードサービスはすでに終了しています。使用中の端末にインストーラファイルが存在している場合は、当該ファイルを削除してください。また、すでにインストーラを実行している場合は、インストーラと同じディレクトリに不審なファイルがないことを確認してください。
ベンダ情報

ソニー株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2022-41796
参考情報

  1. JVN : JVN#40620121
  2. JVN : JVNTA#91240916
更新履歴

  • [2022年10月11日]
      掲載