【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2022-000015

EC-CUBE における HTTP Host ヘッダの処理に脆弱性

概要

株式会社イーシーキューブが提供する EC-CUBE には、HTTP Host ヘッダの処理に脆弱性 (CWE-913) が存在します。

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 3.1 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


株式会社イーシーキューブ
  • EC-CUBE 3.0.0 から 3.0.18-p3 まで (EC-CUBE 3系)
  • EC-CUBE 4.0.0 から 4.1.1 まで (EC-CUBE 4系)

想定される影響

遠隔の第三者によって、EC-CUBE ユーザに URL の一部が改ざんされたパスワード再発行用のメールが送信される可能性があります。
対策

[ワークアラウンドを実施する]
以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を回避することが可能です。
  • TRUSTED_HOSTS を設定する

詳細については、開発者が提供する情報を参照してください。

[アップデートし、設定を追加する]
EC-CUBE 4系向けに TRUSTED_HOSTS の設定機能が追加された、EC-CUBE 4.1.2 が提供されています。
[管理画面 > 設定 > システム設定 > セキュリティ管理] より TRUSTED_HOSTS を設定してください。
なお開発者によると、EC-CUBE 4.1.2 を新規にインストールした場合、TRUSTED_HOSTS は自動設定されるとのことです。
ベンダ情報

株式会社イーシーキューブ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2022-25355
参考情報

  1. JVN : JVN#53871926
更新履歴

  • [2022年02月22日]
      掲載