【活用ガイド】

JVNDB-2021-001007

Apache Tomcat における Java API の実装不備に起因する情報漏えいの脆弱性

概要

Apache Tomcat には、Java API の実装不備に起因する情報漏えいの脆弱性が存在します。

The Apache Software Foundation から、Apache Tomcat の脆弱性に対するアップデートが公開されました。

* JSPのソースコードの漏えい - CVE-2021-24122

Java API File.getCanonicalPath() の予期しない動作に起因した情報漏えいの脆弱性が存在します。NTFSファイルシステムを利用したシステム構成で、ネットワーク上にリソースを提供する場合、セキュリティの制約を回避することが可能です。またシステム構成に依存して JSP のソースコードが表示される場合があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache Tomcat 10.0.0-M1 から 10.0.0-M9 まで
  • Apache Tomcat 9.0.0.M1 から 9.0.39 まで
  • Apache Tomcat 8.5.0 から 8.5.59 まで
  • Apache Tomcat 7.0.0 から 7.0.106 まで

想定される影響

JSP のソースコードを表示され、機微な情報を窃取される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新バージョンにアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性の対策版として次のバージョンをリリースしています。

* Apache Tomcat 10.0.0-M10
* Apache Tomcat 9.0.40
* Apache Tomcat 8.5.60
* Apache Tomcat 7.0.107
ベンダ情報

Apache Software Foundation 日本電気
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2021-24122
参考情報

  1. JVN : JVNVU#96136392
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2021-24122
更新履歴

  • [2021年01月18日]
      掲載
  • [2021年08月10日]
      ベンダ情報:日本電気 (Apache Tomcat における Java API の実装不備に起因する情報漏えいの脆弱性) を追加