【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2021-000106

baserCMS における複数の脆弱性

概要

baserCMSユーザー会が提供する baserCMS には、次の複数の脆弱性が存在します。

・OS コマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2021-41243
・DB レストアにおける任意のコードをアップロード可能な脆弱性 (CWE-434) - CVE-2021-41279

CVE-2021-41243
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社 NTT-ME 赤木 悠祐 氏

CVE-2021-41279
この脆弱性情報は、次の方が開発者に報告し、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
発見者: SoterITSecurity Daniele Scanu 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.0 (危険) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
※上記は、CVE-2021-41243の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2021-41279の評価になります。
影響を受けるシステム


baserCMSユーザー会
  • baserCMS 4.5.4 より前のバージョン

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、当該製品にサイト運営者権限でログイン可能なユーザによって、次のような影響を受ける可能性があります。
・任意の OS コマンドを実行される - CVE-2021-41243
・不正なコードをアップロードされる。結果として任意のコードを実行される - CVE-2021-41279
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
当該脆弱性は、baserCMS 4.5.4 で修正されています。
ベンダ情報

baserCMSユーザー会
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. OSコマンドインジェクション(CWE-78) [IPA評価]
  2. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2021-41243
  2. CVE-2021-41279
参考情報

  1. JVN : JVN#81376414
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2021-41243
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2021-41279
更新履歴

  • [2021年11月26日]
      掲載